2014年6月13日  
 

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中国で「韓国発」のバラエティ番組が急増 超高視聴率も

人民網日本語版 2014年06月13日14:57
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四川衛視の「一泊二日」は超低視聴率だった

2014年、中国では少なくとも韓国の人気バラエティ番組のリメイク版が11番組放送されている。湖南省の衛星テレビ「湖南衛視」や上海の衛星テレビ「東方衛視」のほか、湖北省や貴州省、重慶市などの衛星テレビでは、韓国発のバラエティ番組が視聴率の「救世主」となっている。ただ、「韓国発」であれば何でもいいというわけでは決してなく、その成功はやはり中国側のスタッフの努力にもかかっているようだ。千山晩報が報じた。

昨年、オーディション番組「私は歌手だ」や芸能人の「パパ」が子供と旅行に出かける番組「パパ、どこ行くの?」が高視聴率を記録し、「韓国発」の味をしめた「湖南衛視」は今年も、同2番組の第2シーズンの放送を始めたほか、4月からは韓国の人気バラエティ番組「花よりお姉さん」のリメイク版「花児与少年」の放送を開始。芸能人が軍隊に入隊して訓練を受けるリアルバラエティ番組「本物の男」の放送も決まり、今年はまさに「韓国イヤー」となっている。

これまで欧米のバラエティ番組が好きだった「東方衛視」も、この韓流ブームに乗っかり、昨年の年末から今年の初めにかけて、韓国の人気番組「不朽の名曲」のリメイク版を放送し、今年の下半期も放送が続く。また、浙江省の衛星テレビ「浙江衛視」では、韓国の人気番組「スーパーマンが帰ってきた」のリメイク版「パパが帰ってきた」が放送中であるほか、韓国SBSの超人気バラエティ番組「Running Man」のリメイク版の放送も決まっている。

ただ、「韓国発」であれば何でも売れるというわけでは決してない。例えば、重慶の衛星テレビ「重慶衛視」で放送されたオーディション番組「中国夢工場」や四川省の衛星テレビ「四川衛視」の「一泊二日」の視聴率は惨敗だった。

つまり、「韓国発」というだけで、高視聴率が期待できるわけでは決してないのだ。その点、制作会社「世煕伝媒」の劉熙晨・董事長は、「韓国のバラエティ番組から、中国は番組制作の技術や理念を取り入れている。しかし、1つの番組が成功するかは、中国側のチームが中国に合わせた内容に変えられるかにかかっている。例えば、韓国では他のバラエティ番組と視聴率がそれほど変わらない『パパ、どこ行くの?』や『私は歌手だ』が中国で超高視聴率になっているのは、中国で現在最強の制作チームが作っているから」との見方を示す。

また、現在、中国で韓国発の番組が急増している原因に関して、「韓国の番組が中国に進出する際、まず始めに中国の衛星テレビ最大手『湖南衛視』と提携した。そして、驚異的な視聴率を記録すると、業界内で大ブームとなった」とし、「毎年フランスカンヌで開催される映像コンテンツ国際見本市『MIP』では、今でも欧米の番組が主流。韓国の番組はその地位を揺るがす存在にはなっていない。そのため、この『韓流ブーム』は1年ほどで過ぎ去るだろう」と予測している。

ある専門家は、「韓国も海外のバラエティ番組を輸入し、オリジナルを制作できるまでに15年かかった。中国もオリジナルの番組を作るために一層努力を払わねばならない」と指摘している。(編集KN)

「人民網日本語版」2014年6月13日

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