サッカー・ワールドカップ(W杯)2014ブラジル大会の公式試合球は「ブラズーカ」という名称で、前回の南アフリカW杯の「ジャブラニ」に比べて技術的な改善が見られた。
「ブラズーカ」とは南米での俗語で、意味は「ブラジル人及び彼らのライフスタイル」だ。球を彩る鮮やかな模様はブラジル・ポンフィン教会の奇跡のリボンのようで、「平和と喜びとブラジル・サッカーは共にある」ことを象徴している。従来のサッカーボールは一般に五角形と六角形の32枚の皮で作られているが、近年来は14枚や8枚の皮で作られるサッカーボールも登場している。しかし「ブラズーカ」は一般的ではなく、同じ形の十字型6枚で球面を構成している。
英国「Scientific Reports 」誌に最近掲載されたある文章によると、研究を通じてサッカーボール上の皮の数と形状がボールの空中での飛行経路に大きな影響があることが明らかになった。風洞実験により、皮6枚のボールの空気抵抗は最少で、キックしても安定しやすく、空気力学の原理に合うという。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年6月13日