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15地区で2014年最低賃金基準が確定 最高は上海

人民網日本語版 2014年07月11日14:54

7月に入り、四川省、江西省、貴州省、内蒙古(モンゴル)自治区が最低賃金基準を引き上げた。大まかな統計によると、現時点で、中国で2014年最低賃金基準を確定した地区(省・自治区・直轄市)は15地区に上った。絶対数で比較した場合、上海市の最低月給基準と最低時給基準はいずれも全国最高で、最低月給基準は1820元(約2万9700円)、最低時給基準は17元(約280円)だった。中国新聞網が報じた。

今月1日、四川、江西、貴州、内モンゴルが2014年最低賃金基準を発表した。このうち四川省では、2014年最低賃金基準が4区分から3区分に改められ、最高段階の最低賃金基準は月1400元(約2万2800円)に達した。江西省一類地域の最低賃金基準は月1390元(約2万2700円)と、昨年から160元(約2610円)引き上げられた。貴州省一類地域の最低賃金基準は月1250元(約2万500円)に引き上げられた。内モンゴル自治区一類地域の最低賃金基準は、昨年の1350元(約2万2千円)から今年は1500元(約2万4500円)に改定された。

これら4地区の最低賃金基準が引き上げられたことにより、中国で今年に入り最低賃金基準を引き上げたのは、重慶、陝西、深セン、山東、北京、上海、天津、山西、青海、甘粛、雲南、四川、江西、貴州、内モンゴルの15地区に達した。

改定後の最低基準を絶対数で比較した場合、最低月給と最低時給いずれについても、国内で最も高いのは上海市で、最低月給基準は1820元、最低時給基準は17元だった。

中国の「最低賃金規定」では、最低賃金基準は、一般的に、最低月給基準と最低時給基準の2つの形式で提示するよう定められている。最低月給基準はフルタイム労働者に、最低時給基準はパートタイム労働者に、それぞれ適用される。各地区の最低賃金基準は、最低2年に一度は見直すことが義務付けられている。

「所得分配制度改革の深化に関する若干の意見」では、2015 年までに、ほとんどの地区の最低賃金基準が現地都市就業者の平均賃金の 40%を上回ることが目標に掲げられている。各地区はこの目標達成に向かって順調な歩みを進めている。

中国人力資源社会保障部(省)の統計データによると、2011年に最低賃金基準を見直した地区は24地区、引上げ幅は平均22%に達した。2012年には25地区で見直しが行われ、引上げ幅は平均20.2%。2013年は27地区が改定を実施、引上げ幅は17%だった。(編集KM)

「人民網日本語版」2014年7月11日

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