2014年7月15日  
 

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中国 エネルギー消費の伸び鈍化も消費はなお世界一

人民網日本語版 2014年07月15日08:38

英国の石油大手ブリティッシュ・ペトロリアム(BP)はこのほど北京で、「世界エネルギー統計年鑑2014」を発表した。それによると、中国は2013年も世界最大のエネルギー消費国で、世界の消費量の22.4%を占めたという。だが増加率をみると13年は4.7%で、それ以前の10年間の平均水準8.6%を下回った。「解放日報」が伝えた。

中国はなお世界一のエネルギー消費国で、世界の消費量の22.4%を占めると同時に、消費増加量の49%を占めた。だが13年には消費の歩みが遅くなり、エネルギー構造も継続的に改善された。

同年鑑によると、13年の中国エネルギー構造では石炭の主導的な地位が低下し、全体に占める割合は67.5%と過去最低を記録した。石油は2番目に消費されるエネルギーで、約17.8%を占め、こちらは1991年以来の最低となった。過去10年間に、天然ガスが一次エネルギーに占める割合が倍増して5.1%となり、非化石燃料は割合が9.6%、増加率が50%以上になった。

13年は化石燃料の中で天然ガスの消費の伸びが最も速く、増加率は10.8%に達した。次が石炭(4.0%)、その次が石油(3.8%)だが、この3種類のエネルギーの増加率はそれぞれの過去10年間の平均水準にはるかに及ばなかった。非化石燃料のうち、増加率が最も大きかったのは再生可能エネルギーで、28.3%に達した。次が原子力エネルギー(13.9%)、その次が水力エネルギー(4.8%)。これに対応して、エネルギー消費による二酸化炭素(CO2)排出量の増加率は4.2%にとどまり、過去約5年間で最も増加率の低い年になった。

また同年鑑によると、中国は世界最大のエネルギー生産国でもあり、世界の供給量のうち18.9%を生産した。主に石炭を生産し、世界の生産量の47.4%を占めた。

13年の中国のエネルギー生産量は前年比2.3%増加し、あらゆる燃料の生産量が増加した。天然ガスの増加率は12年の4.1%から9.5%に上昇。石炭は1.2%増加し、01年以降で増加率が最も小さい年になった。石油生産量は0.6%の増加にとどまり、過去10年の平均水準2.1%を大きく下回った。だが発電用の再生可能エネルギーと水力エネルギーの伸びは世界トップで、原子力エネルギーの伸びも米国に次ぐ世界2位だった。(編集KS)

「人民網日本語版」2014年7月15日

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