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中国、世界58カ国・組織とパートナーシップを締結 (2)

人民網日本語版 2014年07月28日13:15

▽「全面的戦略パートナーシップ」への格上げ

 今年は、中国とアルゼンチンとの戦略パートナーシップの構築10周年、ベネズエラとの戦略パートナーシップの構築13周年にあたる。習近平主席は今回の中南米訪問で、両国とそれぞれ全面的戦略パートナーシップを締結した。

 劉玉琴氏によると、中国とアルゼンチン・ベネズエラとの関係はパートナーシップ構築から現在まで急速に発展している。この二国と中国との関係は、これまでの関係を土台としてさらに発展させる必要がある。全面的戦略パートナーシップへの格上げは、協力をさらに進めたいという双方の願いを示すものとなる。「全面的戦略パートナーシップを構築することにより、双方の協力を、特定分野に偏ったものから、政治や経済、文化、世界と地域の問題など全方位的なものへと発展させることが可能となる」

 劉玉琴氏によると、こうした協力はいずれも、それまでの関係を土台とした格上げであり、全面的戦略パートナーシップの構築は、両国の協力における大きな動きを意味してはおらず、順を追った漸進的なプロセスであり、「さらに多くの分野でさらに密切に協力したいという双方の願いを示している」

▽パートナーは中国にいかに影響するか

 ドイツ大使を務めた梅兆栄氏によると、パートナーシップの構築は、両国関係がますます発展しつつあり、双方がさらに高いレベルの双方関係を求めていることを示すもので、協力に対する主導的な役割を果たす。同時に、外交における中国の国際的地位が高まっていることも示しており、パートナーが多くなればなるほど協力レベルも高まることとなる。現在の中国は、パートナー国と長期的な協力を構築する能力を持ち、資金や技術、インフラなどの分野での実力も高く、生産力過剰の分野で他国に援助を提供することもできる。

■特殊なパートナー

▽ロシア:全面的戦略協力の新たな段階

 今年5月20日、第4回となる「アジア相互協力信頼醸成措置会議」で、習近平主席とロシアのプーチン大統領は、現在の中露関係が全方位的かつ多層的に順調な発展を実現していることを評価し、中露の全面的戦略連携パートナーシップをさらに高いレベルへと押し上げることを決定し、「全面的戦略連携パートナーシップの新たな段階に関する共同声明」を締結した。同声明は、両国関係の今後の発展を指導する重要な声明となる。

 中国パブリック・ディプロマシー協会の事務局長を務める国際問題研究所研究員の宋栄華氏によると、こうした関係は中露特有のものだ。中国とロシアはいずれも世界の大国であり、世界と地域の安全などの重大問題について、双方は、共同の立場から相互に連携し、世界の重大な局面に一定の影響を及ぼしうる。国家が圧力に直面する時、こうした連携は、特に戦略レベルに反映されることとなる。


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