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中国、世界58カ国・組織とパートナーシップを締結

人民網日本語版 2014年07月28日13:15

 習近平主席の中南米訪問中、中国とアルゼンチン・ベネズエラとの「戦略パートナーシップ」が相次いで「全面的戦略パートナーシップ」へと格上げされた。中国と全面的戦略パートナーシップを締結した国・組織はこれで18となった。中国はこのほかにも、世界の国々と40件のパートナーシップを締結している。中国の影響力の高まりにつれ、中国とパートナーとは関係をますます強め、政治・経済・文化などの分野で一致した目標を追求するようになっている。

▽国家間のパートナーシップとは何か

 「パートナーシップ」という概念は冷戦後に生まれたものである。北大西洋条約機構(NATO)は冷戦後、「平和のためのパートナーシップ」を打ち出し、非NATO諸国とのパートナーシップの確立を進めた。

 中国国際問題研究基金会中南米研究センター研究員で、エクアドル・チリ・キューバ大使を歴任した劉玉琴氏によると、パートナーシップとは、政治・経済・科学技術・文化などの分野で国と国(地区、組織)が信頼に基づいて協力する際の国際的な協力関係を指している。

 「人民日報」に掲載された記事によると、大国間の関係は、「パートナー関係」「同盟関係」「非同盟・非パートナー関係」の3モデルに大別される。大国間のパートナーシップの最も本質的かつ核心的な特徴は、「パートナー国の関係が対等で、同盟を結ばず、第三国に敵対したり損害を与えたりしない」ということにある。冷戦期の大国間の同盟関係や敵対関係と比べると、パートナーシップは国家関係の進歩形であり、対等な協力を推進する正常な国家関係と言える。

▽パートナーシップの分類

 中国はこれまでに、58カ国・組織とパートナーシップを構築してきた。パートナーシップには、「協力パートナー」「建設的協力パートナー」「全面的パートナー」「戦略パートナー」「戦略協力パートナー」「全面的戦略協力パートナー」などがある。

 戦略パートナーシップは、双方が国家の安全と利益を土台として協力し、全体・全局・核心的利益において一致していることを必要とする。全面的戦略パートナーシップは、協力範囲がさらに広く、戦略関係のレベルが高く、かかわる範囲が全面的であることを意味する。

 中国は2003年から現在までに、18カ国・組織と全面的戦略パートナーシップを結んだ。このうち欧州連合(EU)は中国が最も早く全面的戦略パートナーシップを築いた相手である。2003年10月、北京で行われた第6回中国EU首脳会議で、双方は、全面的戦略パートナーシップの発展を決定した。

 戦略パートナーシップは、戦略提携パートナーシップとは異なる。後者は、双方関係の確立の後、後続する活動が必要となる。この2つの関係にはどちらが近いという差はないが、後者は国家間の信頼感を増すこととなる。


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