追悼会に20年以上参加し続けている千葉景子元法務大臣は人民日報の記者に「会場に多くの若い人たちの姿を見て、大変喜んでいる。歴史を鑑として初めて、未来に向かうことができる。追悼は歴史と未来をつなぐ懸け橋だ」と語った。
追悼会の他に相模湖交流センターでは歴史写真多数も展示して、ダム建設の苦難の歴史を紹介。連行された中国人労働者の郷愁の念がこめられた絵画作品も展示した。
元教師で「相模湖・ダムの歴史を記録する会」会員の田中造雅さんは人民日報の記者に「相模ダムの建設過程では、中国の青壮年多数が強制連行され、重労働への従事を余儀なくされた。この史実は決して忘れられてはならない」と語った。
展示会場で出会った明治学院大学国際平和研究所の石田隆至研究員は、特に学生たちを率いて追悼会に参加した。石田氏は人民日報の記者に「追悼行事への参加は学生たちが日本の発動した侵略戦争の具体的細部を理解し、日本に強制連行された中国などの国の労働者がどんなに悲惨な生活を送ったかを見て、正しい歴史認識を形成する助けとなる」と語った。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年7月28日