中国政府公認のキリスト教系団体・中国基督(キリスト)教三自愛国運動委員会と中国基督教協会は5日、上海で同委員会の設立60周年記念会、およびキリスト教の中国化に関するシンポジウムを開催した。人民日報が報じた。
中国国内外の学界では、中国には現在、2300万-4000万人のキリスト教徒がいるとされている。中国の総人口の1.7%—2.9%を占める割合だ。中国宗教事務局が2012年6月に発表したデータによると、中国には現在、認可された宗教関係の施設が13万9千カ所あり、うち5万6千カ所がキリスト教の教会や集会所だ。
同局の王作安・局長は同イベントで、「中国の特色ある神学思想を構築し、聖書の教えに立脚し、キリスト教の基本的な教えを守りつつ、中国の国情に適応させ、中国文化と融合させなければならない。また、キリスト教の教理の中から、社会主義の核心的価値観と合致する内容を発掘し、中国社会で主流となっている価値観との融合性をさらに向上させなければならない」との見方を示した。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年8月6日