世界保健機関(WHO)は9日、英国グラクソ・スミスクラインが製造するエボラウィルス向けのワクチンが来月臨床実験が行われ、2015年までに発売される見通しだと明らかにした。
WHOのワクチン・免疫部門担当者は「9月に臨床実験を行なうというスケジュールだ。まず米国で試験を行い、当然アフリカでも行なう。症例はアフリカにあるためだ」と語った。ワクチンの販売については楽観的な態度で「9月に実験を始めれば年末までには結果が出ると考えている」と語る。また、現在の状況は切迫しているため、緊急対応の体制を取り2015年までに効果的なワクチンを発売する見通しだという。
これまでに1800人以上のエボラ出血熱の感染者のうち、961人が死亡している。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年8月11日