▽日本の持ち主の元へ
持ち主の女性とビデオ通話で40分ほど話した李若辰さんは、「女性は髪が長く、一目で携帯電話の写真の人だと分かった。少し恥ずかしげに、『どこで失くしたか分からないので紛失届を出せなかった。連絡先だけ復元したが、写真はコピーできなかった』と言っていた。私達が携帯を見つけたことを知るととても喜んで、『これも何かのご縁、いつか日本に桜を見に来てください』と言われた」と語る。ついに持ち主と連絡がつき、相手の喜ぶ姿を見た李さんもとてもうれしそうだった。
李さんは少し前に、携帯電話が無事この女性の元に届いたことを知った。「小さな携帯電話が、日本の人々と私達をつなげてくれた。娘は、両親が持ち主を探そうと懸命に努力する姿、そして持ち主の喜ぶ姿を見ることができた。それは本当にすばらしいこと。娘には今回のことが深く思い出に残るに違いない。これは本当の意味での人間性の教育となった」と李さんは語る。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年9月10日