青年・学生に高いHIV感染率　最年少は14歳 (2)

●インターネットを介した交友関係がHIV感染拡大の要因に

予防・コントロールの専門家は、以下の見方を示した。

青年・学生が男性間性交渉を行う主なきっかけは、ネットワークを介した交友関係だ。これが、青年・学生のHIV感染者の増加の主要な原因となっている。また、男性同性愛者が住む地域は、各地の経済・文化の中心部に集中している。これは、HIV感染者の分布が、これまでの、貧困地域や教育程度が低い集団から、経済的に発達した地域や教育程度の高い集団にシフトしていることを意味している。

中国におけるHIV感染経路は、性交渉による感染が主要ルートになってきており、より多くの人々に影響が及んでいる。このため、一般大衆に対する知識普及や予防教育をいっそう強化する必要がある。特に、男性の青年・学生を重点対象とした有効な対策を講じなければならない。（編集KM）

「人民網日本語版」2014年12月1日