2014年12月12日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪騰訊人民LINE微信RSS
人民網日本語版>>社会・生活

南京大虐殺の悪行を暴く100通の「市民の証言」 (2)

人民網日本語版 2014年12月12日14:10

「市民の証言」において、市民らは、自宅や隣宅が日本軍から無謀な焼き討ちや悪行を受けた事実について告発し、悪事の限りを尽くす無残極まりない日本軍の暴行について訴えている。たとえば、80歳になる寡婦の哈馬氏さんは、1945年11月2日、南京市の馬超俊市長に宛てて書いた証言文の中で、自分の家族5人と同居していた聶おばさん一家9人の計14人が無残な死を遂げた惨状についてしたためた。日本軍は、放火・殺戮・強姦・捕虜拘束のほか、宗教寺院や文化施設をも破壊し、僧侶を殺害した。門東小心橋消災庵の住職だった尼僧の慧定さんは、南京市政府社会局に対して、日本軍の暴行を暴く証言文を提出した。また、65歳になる洪大全さんは、戦争孤児となり職が得られず生活に困窮し、政府からの支援を求めた。当時27歳だった長男を日本軍に難民区で殺害された寡婦の莫夏氏さんは、生命と財産の損失に対する損害賠償を求めている。このような「市民の証言」は計1千件を上回った。

「市民の証言」は、都市部の中産階級、都市部の貧民、宗教関係者など様々な階層の市民によって書かれており、日本軍による集団殺戮や個別の殺人を暴いている。これらの証言には、日本軍による暴行が直接的で、信頼するに足る紛れもない事実であることを示している、という共通点がある。また、日本軍が南京で犯した犯罪の重要な証拠であり、国際戦争犯罪調査体系において欠かすことのできない重要な構成要素である。(編集KM)

「人民網日本語版」2014年12月12日


【1】【2】

関連記事

コメント

最新コメント