▽ドイツの公務員:一般労働者より大きく伸びる
ドイツでは、公務員は高収入の職業に属する上、失業保険や年金保険などの社会保険費用を払う必要がない。ドイツの年金保険制度は退職金と年金に分かれ、このほか企業補充年金と個人年金保険がある。
ドイツの週刊誌「シュテルン」が行った公務員の職業100種に対する調査によると、収入が最高だったのは社会保険基金の代表者の月収1万1011ユーロだった。2011年のドイツ住民の平均月収は2500ドル前後。公務員の収入の高さは退職後にはさらに顕著となる。公務員の月額年金は最後の1カ月の月収の72%に達する。
ドイツ紙「ビルド」の調査によると、ドイツの連邦公務員の2012年の平均年金は2570ユーロで、10年前の2070ユーロから13%高まった。同じ時期、ドイツの一般国民の年金の増加率は8.5%にとどまった。年金保険料を45年支払った一般労働者の年金は平均1200ユーロ前後にすぎない。(編集MA)
「人民網日本語版」2015年1月21日