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<企画>中国 いよいよ現実となる「定年延長」

人民網日本語版 2015年03月12日16:44

退職年齢の延長、つまり「定年延長」とは、中国政府が、諸外国が検討中あるいはすでに決定した退職年齢を参考とし、国内の人口構造の変化や就業をめぐる状況を総合的に考慮し、退職年齢を段階的に引き上げる(延長する)制度のことを言う。

▽社会保障の収支バランスが直面する圧力

尹蔚民部長によると、2014年、企業の職員・労働者養老保険(年金)の総収入は2兆3300億元(1元は約19.4円)、総支出は1兆9800億元で、繰越金は3458億元、繰越金累計は3兆600億元に達した。だが年金収支の平衡は依然として大きな圧力に直面している<詳細へ>

▽問題を解決する方法

第一に、社会保険の対象を引き続き拡大し、納付者・受給者比率を改善する。

第二に、統一計画のレベルを引き上げる。

第三に、繰り越された資金を運用して投資を行う。

第四に、資金のルートを拡大する。

第五に、定年年齢の段階的な引き上げも、納付者・受給者比率改善の重要措置となる。<詳細へ>

▽段階的な定年延長をどう解釈するか?

55歳を基準として、毎年、退職年齢を6カ月ずつ延長すると仮定する。方案施行後、少しずつ退職年齢が引き上げられ、最終的に新しく制定される退職年齢に至る。

注:この図表は完成版ではなく、段階的な定年延長について説明したものに過ぎない。方案が未発表である限り、実際の退職年齢は参考にとどめるべき。現段階での予測では、法定退職年齢は65歳となる可能性が高い。

仮に、毎年退職年齢を2カ月ずつ引き上げた場合、1986年生まれの人の退職年齢は58.3歳になる見通し。新しい退職年齢に達するまで、段階的な退職年齢引き上げは、1990年代生まれにも影響が及ぶと見られる。

▽定年延長方案の実施タイムテーブル


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