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人民網日本語版>>経済

「成長ペース変化の焦燥」から脱しつつある中国 (2)

人民網日本語版 2015年03月13日14:17

貴州省六盤水市党委員会の李再勇書記は、「GDP(国内総生産)をなくすことはできない。GDPは財政収入に直接関わるものであり、国民生活の改善に直接関わるものだからだ。六盤水市ではGDPの1ポイント増加は、生産額100億元(1元は約19.4円)に相当し、財政収入がおよそ9億元増えることになり、これは教育、医療、公共交通といった方面の支出に充てられる。だが『GDP信仰』に陥るのもだめだ。経済成長ペースだけで単純に発展をはかるようなことをすれば、それは科学的ではないし、持続可能でもない。経済の新常態に順応し、社会、経済、文化、政治、エコロジーの各方面の総合的な発展を考慮し、グリーン・低炭素に配慮した高効率かつ高品質のGDPを追求する必要がある。このように考えて、焦燥の中で新たな希望を見いだした」と話す。

陳さんは職探しの不安はないという。「レストラン、美容院、不動産、清掃業など、人材を募集しているところはいくらでもある。工場にこだわる必要もない」。

国家統計局の馬建堂局長は、「経済構造が分化・調整の中で大きく変化しつつあり、経済の安定成長を支える積極的な要因も累積しつつある。成長ペースにばかりこだわるべきでない。過去2カ月間に、サービス産業の生産指数は同7.4ポイント上昇し、同期の全国の一定規模以上の工業企業の生産額の成長ペースを0.6ポイント上回った。特に全国のインターネットを介した商品やサービスの売上高が同44.6%増加して、ネットや文化産業などの消費が急速な勢いで伸びている。中国経済の市場における新たな主体が形成されつつあり、新しい業態が次々に現れ、新しい動力が育まれつつあり、経済発展の動力転換の流れは明らかだ」と話す。(編集KS)

「人民網日本語版」2015年3月13日


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