■長期的な睡眠不足がもたらす8大リスク
■睡眠と健康に関する小さな常識
○理想の睡眠時間は?
身体が必要とする睡眠時間は、年齢によって異なり、一般的に若い人 や働き盛りの人の場合は、1晩7~9時間、子供の場合は、これに1~3時間足し、高齢者の場合は、ここから1~3時間減らす。
○質の良い睡眠とは?
質の良い睡眠とは以下の状態を指す。
布団に入って30分以内に眠れる。1晩中目が覚めない、あるいは1度しか目が覚めない。何度も目が覚めたり、早く目が覚めたりしない。夢を見ない、あるいは夢を見ることが少ない。夢をたくさん見たり、悪夢を見たりしない。深く眠れる。寝た感覚がないということがない。環境による影響を受けにくい。何かに驚いて目を覚ましたりしない。
○睡眠に最も適した時間帯は?
睡眠に最も適した時間帯は、夜10時から朝6時まで。高齢者であれば、夜9時から朝5時まで。子供は、夜8時から朝6時まで。
○いかに健康的な精神を保ち、快適で良好な睡眠をとれるか?
専門家は次のように勧めている。(1)規則正しい睡眠習慣を身につける。これによって寝床に入ってもすぐに眠れ、翌朝起きた時にもしっかり目が覚めるようになる(2)良好な睡眠環境を作る。寝室に適した温度・湿度を保ち、快適な寝床をつくることは、睡眠の質に良い影響を与える。(3)不安や焦りの気持ちを調整し、穏やかな気持ちで眠る。(4)睡眠前に刺激物は避ける。たとえば、お茶を飲んだり、コーヒーを飲んだり、カフェインを摂取するなど。(5)多くの精神疾患は睡眠障害を伴う。そのため、睡眠の質を改善するには、精神状態を改善することから始めるべきだ。<詳細へ>
〇週末の「寝だめ」は健康に効果あり
羊の数を数える、あるいはナイトキャップ(眠るためお酒)を飲む、などの方法で入眠効果がもたらされることはない。足湯をする、コップ2分の1杯の牛乳を飲む、難解な哲学書を読むなどは、「入眠モード」に入るのにある程度効果がある。最新の研究から、週末に寝だめをすることは、不眠症に効果があり、肥満のリスクもかなり軽減されることが判明した。だが、週末の寝だめを習慣にしてしまうと、「週末だけ身体によい食習慣を心がけさえすれば、平日は好きなものを好きなだけ食べても良い」というのと同じように、でたらめな理屈になってしまう。<詳細へ>
■関連動画
【睡眠不足が700種類以上の遺伝子に変化を】
「人民網日本語版」2015年3月18日