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「中国の宮崎駿」、水墨画アニメの巨匠・馬克宣監督死去 76歳

人民網日本語版 2015年04月10日08:19

「小蝌蚪找媽媽」(おたまじゃくし、お母さんを探しにいく)を覚えているだろうか?1960年代初期に製作されたこのアニメーションは、世界初の水墨画アニメだ。この名作アニメを製作した上海美術映画製作所の馬克宣監督が6日、病気のため死去した。享年76歳。このニュースを受け、水墨画アニメが再び人々の話題に上っている。人民日報が伝えた。

■水墨画、切り紙、木製人形アニメ、独特な美的センスとスタイルで「中国学派」を打ち立てる

「大暴れ孫悟空」(原題:大鬧天宮)「山水情」「3人の和尚」「天書奇譚」「ナーザの大暴れ」(原題:哪吒鬧海)「小蝌蚪找媽媽」「牧笛」…馬克宣監督が関わった、あるいは製作した作品は非常に多い。ほぼ全作品が、中国アニメーションの傑作と称されている。特に、馬監督が共同監督を務めた「山水情」は、まるで一篇の詩のように美しく、幽遠で淡い画像は、水墨アニメの最高傑作と言われている。

ある日本人アニメーターはかつて感慨深そうに、「水墨画でアニメ映画を製作できることに、中国人の自国の伝統芸術に対する深い思いと理解が表れている。外国人にはただ、『凄い』としか言いようがない」と語ったことがある。


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