2015年6月3日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪騰訊人民LINE微信RSS
人民網日本語版>>科学技術

米国がスパコン向けチップの輸出禁止、国産化迫られる中国 (2)

人民網日本語版 2015年04月16日08:21

張氏は今回の輸出禁止の影響について、「天河1号は何の影響も受けない。これは天河1号が老朽化しており、アップグレード計画がないからだ。最も大きな影響を受けるのは、広州スパコンセンターの天河2号だ。米国が輸出禁止したのは、中国が国産化していないコアプロセッサで、まさに中国の弱点だ。中国863計画(国家ハイテク研究発展計画)は国産プロセッサによって中国のスパコンを製造するよう求めてきたが、一部のコア製品は依然として海外から輸入している。中国はスパコン発展の過程において、コアプロセッサの国産化という問題を避けてきた。海外の製品を購入するのは簡単で、低リスクで使用効果が高く、かつ海外企業から力強い支援を受けられる。そのため中国の関連機関は、海外企業のプロセッサを習慣的に使用してきた」と説明した。

今回の輸出禁止は短期的に見ると天河2号のアップグレード計画を遅らせる可能性があるが、長期的に見ると中国にとって良いことだ。これはスパコン国産化戦略を毅然と推進する重要なチャンスになる。スパコンの総合的な実力、特にソフト面で西側諸国に劣るという状況の中、世界一を維持できるかは最も重要なことではない。むしろ名を捨てて実を取り、着実にスパコンのソフト・ハードの開発に取り組むべきだ。IT分野の封鎖に反発するばかりでは、新たな別の製品による封鎖を受け続けるだけだ。企業はコア製品を作らなければ、市場での競争力を手にすることができない。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年4月16日


【1】【2】

関連記事

コメント

最新コメント