2015年6月3日  
 

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日産ゴーン社長「自動運転車の諸問題を来年解決する」 (2)

人民網日本語版 2015年04月27日08:13

総じて言えることは、スマートカーの時代が到来したということだ。私たちはたくさんの技術的な準備をしてきたが、さらに多くの準備が必要でもある。新技術を導入するたびに、中国、米国、欧州を含む各国関連部門の認可を受けなければならず、これには時間がかかる。だが私たちはすでにスマートカー分野のパイオニアだ。

‐‐グローバル市場をみると、ルノーと日産の発展は比較的均衡が取れているが、中国市場では、ルノーが数年で日産があげたような成果に到達することは難しい。中国市場でのルノーと日産の均衡についてどう思うか。

まず、ルノーと日産は競合関係にあるのではなく、同じ集団に属している。両者の均衡についていえば、ルノーは欧州では第2の自動車ブランドであり、高い市場シェアを有するが、日産は欧米では4%のシェアしかない。同じく、日産の日本市場でのシェアはルノーをはるかに上回り、その他の市場でも均衡というものは存在しない。両者が必ずしも均衡する必要はないし、ルノーと日産はともに同じ集団に属する2つのチームだ。市場ではお互いに助け合い、補い合う関係だ。たとえばルノーはロシアでは圧倒的に先を行くブランドで、日産のロシア市場進出を助けることになる。

ルノーの中国での発展は速いペースになり、日産の中国での発展ペースを抜くことが予想される。その原因は簡単なことだ。日産は中国に進出した後、自社の工場、サプライヤー、顧客との関係などをすべて自分たちで手がけてきた。日産はこうした強みをルノーに分け与えることができる。プラットフォームの共有、サプライヤーの共有などを通じてルノーの中国における急速な発展を後押しすることが可能だ。これは協力パートナーシップの神髄でもある。

‐‐日産の完全電気自動車技術はすでに東風日産のヴェヌーシアブランドに応用されている。ヴェヌーシアブランド以外に、中国で他の電気自動車を推進する計画はあるか。


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