2015年6月3日  
 

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中国の「大媽」、世界を舞台に投資活動 (3)

人民網日本語版 2015年04月28日09:35

だが林さんはファンドに対して慎重な態度を崩さない。「ファンドは投資の気苦労がいくらか少ないが、投資前にはラジオをよく聞いて投資市場の環境がどうかをチェックしなければならないし、新聞をよく読んで政策の時事ニュースにも気を配っておかなければならない。時には自分のファンドマネージャーとおしゃべりして、意見を聞くのも必要だ。こうした準備をしてこそ堅実な投資ができる」

▽外貨投資

「ミセス・ワタナベ」とは、低金利の日本円で海外の収益率の高い銘柄や外貨への投資を行う日本の主婦を指す言葉である。現在は、一部の中国の大媽もミセス・ワタナベに学んで外貨の売買を始めている。

李蘭君(仮名)さんは、定年退職したばかりの数学の教師である。数字に敏感な李さんは、昨年10月に娘との日本旅行の最中、外貨の両替が損失ももたらすし収益ももたらすことに気付き、外貨投資を始めることを思いついた。

李さんはまず、海外旅行の時に余っていた外貨で投資を始めることにした。日本旅行で余った8万円と約350ユーロを足して、投資の最低額である1000ドルが集まった。

「最初はレバレッジは使わず、まずはユーロで試してみることにした。3月9日のことだったが、1ユーロは1.0855ドル付近で売り買いされていた。私はユーロを空売りしてドルを買った。数日後、ドル指数が100ポイント近くに達した。3月12日、ユーロは一夜で大きく値下がりし、1.0600ドルを割って12年ぶりの低い水準となった。私は12日に1.0545付近でユーロを買い入れ、3日で10ユーロ儲けることができた」


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