長江経済ベルト周辺の11地域は依然として比較的高い経済成長率を保った。重慶市と貴州省の成長率はいずれも10%を上回ったほか、江蘇省、浙江省、江西省、安徽省、湖北省、湖南省の成長率も8%を上回った。相対的に見て成長率の低かった四川省、雲南省も、それぞれ7.4%、7.2%と、全国平均を上回った。
北京・天津・河北の一体化戦略の影響を受けて、同期の天津市と河北省の経済状況も好調だった。
2014第1四半期に、経済成長率ランキングで全国ワースト2位に落ち込んでいた河北省は今年第1四半期、数少ない「逆襲者」となった。全国平均にこそ届かなかったものの、成長率が前年同期比2ポイント増となり、全国で成長率の上昇幅が最も大きい地域となった。
港やインフラ投資が顕著な増加を見せた天津市の経済成長率は9.3%で、全国4位につけた。北京市のGDP成長率は6.8%で、成長率は2014年通年と比べて0.5ポイント落ち込んだが、経済成長の減速は、構造調整とモデルチェンジの結果の表れとも言える。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年4月29日