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中国の現代ドラマ、海外進出の波に乗れるか (2)

人民網日本語版 2015年05月07日15:09

中国ドラマの「海外進出」は、業界関係者の「夢」でもあるものの、中国の市場の規模や毎年大量の中国ドラマが製作されているのと比べると、「海外進出」を果たしているのはごくわずかにとどまっている。「虎媽猫爸」の黄瀾プロデューサーは、「昨年製作された中国ドラマは計1万5千話以上。中国ラジオ・映画・テレビ番組交易センターを通して海外に輸出している作品は毎年1万時間ほど。うち、ドラマが7割を占めている。そして、その多くが昔の名作。輸出先も東南アジアに集中している。また、多くが歴史をテーマにした作品で、現代ドラマはとても少ない。欧米諸国には、中国ドラマがほとんど輸出されていないのが現状で、限られた歴史ドラマを除いて、そこで影響力ある中国ドラマは非常に数限られている」と指摘している。

そのような現状の中で、「虎媽猫爸」と「何以笙簫黙」が順調に「海外進出」を果たし、業界関係者は期待を膨らませている。うち、「虎媽猫爸」は、米国やカナダを含む9カ国・地域で放送される。一方の「何以笙簫黙」も、5月1日に韓国の三大テレビ局のひとつMBCで放送が始まった。


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コメント

最新コメント

智ちゃん   2015-05-0760.220.213.*
我が国のドラマの海外進出は確かに喜ばしいことである。数のわずかというのはまだまだ豊かな底力が潜んでいて、それを発掘する努力が必要であることになる。中国の歴史が長い、伝統文化が実にすばらしい。けれども、そればかりを頼りに取材してはいけない。まして何度も同じ素材を汲んでアダプトするなどのまねはくだらないというか、とにかく精力や資源の無駄だと思っている。それでも、興行収入を狙いに、がむしゃらに古典をアダプトする監督が少なくない。これに対して、私は世話がないというより、業が煮えている。経典はたった一部で十分である。例えば「西遊記」は多種多様なバージョンがあるが、親しまれているのはやはり最初のバージョンではないか。時代の流れから見て、一部の映画関係者の頭を切り替える必要が眼前に迫っているではないかと思う。私は普段よく海外のドラマを見てて、その中に含まれているその国ならではの文化は時にはよくわからないが、プロットの発展に伴い、だんだんわかるようになった。ドラマにはそういう力、つまり、文化伝播あるいは浸透の効果、を強く持っている。他国文化に侵食される前に、自国の文化を強めなければならない。映画関係者にはそれなりの役割を果たさなければならない。過去のことにアクセントを置くだけではなく、今日の中国の面貌、世相、極彩色な流行要素や進んだ価値観を世界に見せてほしい。