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もはや時代遅れの「男尊女卑」 「女の子を持つ親の方が幸せ」か? (2)

人民網日本語版 2015年05月18日14:50

〇「住宅価格の高騰」が諸悪の根源?

調査によると、子供が24歳から30歳までの期間、男の子を持つ親の幸福感が女の子の親より大幅に下がっている。陸准教授はこれについて、次の通り分析した。

最大の原因は、住宅価格による圧力だ。子供が小さい頃は、子供の性別は両親に何ら影響を及ぼすことはない。時代の変化とともに、「男尊女卑」の考え方はもはや過去の遺物となった。だが、子供が24歳から30歳という結婚・出産適齢期に入ると、「新婚夫婦の住居は男性側が準備するもの」という従来の結婚観がはびこってくる。ここ数年、住宅価格がかなり高い状態が続いていることから、この年齢層を持つ子供の親は、現実的な経済的圧力に直面することになる。

住宅価格が高い都市ほど、男の子の親の幸福感が低いことが、調査から明らかになっている。この状況は、息子の就学・就職・結婚・出産などの面で、親がより焦燥感を高めている現れといえよう。

陸准教授は、「私はずっと、幸福感に関するテーマの研究を続けてきた。これまで、子供の性別と両親の幸福感との関係について、学界での統一見解は存在しなかった。今回発表した研究成果が伝統的観念に衝撃をもたらすことは間違いない。誰もが、個人の幸福感に関心を持っており、幸福な人生を歩みたいと思っていることが、調査の結果明らかになった。しかし同時に、都市の高い住宅価格が大きな頭痛の種になっている現状も浮き彫りなった」とコメントした。


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