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入試ひかえ「高考経済」がヒートアップ サプリなど爆売れ (3)

人民網日本語版 2015年05月28日09:48

▽健康食品の売り上げ5倍に

試験を控えた受験生にとっては、復習や睡眠、食事のほか、元気を出すためにサプリメントや健康食品を摂ることも不可欠なこととなりつつある。保護者や教師、一般の人々はこれまでも、受験生の飲食に高い関心を払ってきた。大学入試の期間中、入試に悪影響を与えないためには受験生はどのような飲食をすればいいのか。専門家によると、バランスに気をつけるほかは、子どもの飲食習慣に合わせればよいという。

だがスーパーマーケットなどには、「魚油」「ビタミンA&D」「プロテインパウダー」など受験生用の各種の健康食品が並んでいる。価格は安くないが、店員によると、試験前のこの時期の健康食品の売り上げは平時の4倍から5倍、時にはそれ以上に達するという。

「淘宝」や「京東商城」などのショッピングサイトでも、大学受験生用の各種の健康食品の売り出しが始まっている。「淘宝」で「大学受験生用サプリ」を検索すると、各種の健康食品がヒットする。名前や産地は異なるが、宣伝している功能はどれも似たようなもので、「記憶力向上」「免疫力増強」「目の疲れの緩和」などと銘打っている。魚油やナマコ、ツバメの巣、プロテインパウダーなどは各店舗一押しの商品で、「入試必勝」「入試突撃」などの謳い文句で保護者の目を引いている。

サプリを摂っても何の変わりもないという受験生も多いが、保護者の多くは、摂らないよりは摂ったほうがいいと考え、それなら効能を信じようとの気持ちでこうした商品を購入している。市民の王さん(女性)は、娘の記憶力が上がっているわけでもないし、毎日疲れているのは変わらないが、サプリを与えないと安心できないという。「子どもにサプリで負けさせるわけにはいかない」。専門家はこうした保護者に対し、子どもの自然な飲食習慣を大事にし、ビタミンとカロリーの補充に注意するだけでいいと呼びかけている。(編集MA)

「人民網日本語版」2015年5月28日

 


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