生産技術者協会(SME)はこのほど米ミシガン州デトロイト市で授賞式を開き、「Albert M. Sargent Progress賞」などを授与した。この賞は1955年に設立され、製造業で幅広い影響力を持つ国際的・学術的な成果を対象に、毎年1人の製造業で卓越した貢献を成し遂げた研究者に授与される。今年の受賞者は天津大学の房豊洲教授で、華人としては初受賞となった。人民網が伝えた。
房教授は「長江学者(高度人材育成プロジェクト対象者)」客員教授、「973計画(国家重点基礎研究発展計画)」の首席科学者で、長期的に製造業に従事している。精密加工、超精密加工、超小型加工、自由曲面光学設計の製造・検査測定の基礎理論の研究と応用・開発に取り組んでいる。研究成果は製造業で幅広い影響力を持ち、国内外の同業者から高く評価されている。世界で初めて「インダストリー3.0」という概念を提唱し、原子スケール製造技術(ACSM)の社会・経済発展における重要な意義について説明した。学術的研究と応用・開発の貢献により、房教授は国際ナノ製造学界(International Society for Nanomanufacturing,ISNM)主席、国際生産加工アカデミー(International Academy for Production Engineering, CIRP)理事、国際ナノ製造誌(International Journal of Nanomanufacturing, IJNM)編集長に就任し、CIRPフェロー、SMEフェロー、ISNMフェローに選ばれた。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年6月15日