旅行のバイブル「ロンリープラネット」(インド)が22日、外国人が選ぶ「2015文化観光旅行賞」を発表。中国が選ばれた。中国の中でも、外国人に特に人気がある観光地はどこなのだろう?取材では、英国人に最も人気なのは「万里の長城」、ロシア人に最も人気なのは、「東洋のハワイ」と呼ばれる三亜市、米国人に最も人気なのは、三峡、黄山、九寨溝、カナダ人に最も人気なのは、歴史ある文化を楽しめる北京や上海であることが分かった。新華社が報じた。
英国人には万里の長城が人気
取材では、多くの英国人が、中国旅行が好きであることが分かった。また、多くの人が中国に行ったことがあり、北京や上海、杭州、広州、香港などが人気だった。その他、新疆維吾爾(ウイグル)自治区、西蔵(チベット)自治区、青海などの中国西部地域を好む人も少しながらいた。食べ物を見ると、北京ダック、春巻、広東の飲茶(ヤムチャ)などが人気だ。
ある旅行社のスタッフによると、近年、同社で最も人気なのは、北京や上海、西安、桂林などで、客に合わせた旅行先やグルメを紹介しているという。
中国旅行を扱っている英国の旅行社のサイトを見ると、北京-西安-長江のクルーズ旅行、北京-平遥、上海-蘇州-杭州、北京-西安-成都-楽山、成都-拉薩(ラサ)-日喀則(シガツェ)- エベレスト、貴陽-凱里-肇興-桂林などが人気で、3日の旅から30日以上の旅まで種類も豊富だ。
中国には「万里の長城に達しなければ、立派な男ではない」という言葉があるが、英国でもそのように考えられているようだ。今年1月、英紙「デイリーメール」が報じた調査によると、英国の旅行愛好家の40%が、「一度は万里の長城に行ってみたい」と回答した。