通州は北京の東の入り口であり、北京市街地との関係をうまく処理しなければならない一方で、河北省の周辺都市との連携という問題もある。
市街地の行政・事業機関や機能が移転すれば、それに伴ってビジネス・文化などの関連施設も必要となる。これらのニーズを如何に段階的に解決するかは、計画や管理において事前に考慮すべき点だ。
交通の便は肝心なポイントとなる。計画には、ライトレール、高速道路、地下鉄の立体的な交通網を建設し、30分以内に市街地に到達できるようにするほか、地域の統一計画による開放的な交通を構築し、空港、周辺のニュータウン、河北省とのスムーズな行き来を実現することが盛り込まれている。また、ニュータウン内に人に優しい交通システムを構築し、林道を隅々にまでいきわたらせ、徒歩や自転車を主な移動手段とする。このほか、質の高い医療・教育施設を配置する。
通州区の発展計画は、北京市全体計画の改定と連動して改善が進められているという。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年7月17日