2015年7月21日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪騰訊人民LINE微信RSS
人民網日本語版>>経済

アリババとユニリーバが戦略的パートナー関係締結

人民網日本語版 2015年07月21日14:13

アリババ(阿里巴巴)はこのほど、オランダと英国に本社を置く日用品大手のユニリーバと戦略的協力パートナー関係を正式に取り結んだ。ユニリーバは、今回の協力は双方が資源の共有を実現するための新たな試みであるとの見方を示す。「京華時報」が伝えた。

双方の協力には、村淘(農村の消費者を対象とした通信販売事業)、国境を越えた通信販売、ゲームの満点星、決済サービスの支付宝(アリペイ)、ビッグデータの運用などが含まれる。具体的にみていくと、ユニリーバはアリババの村淘サービスを通じて、広大な農村市場を開拓する。また国境を越えた小売事業では、グローバル供給チェーンを通じ、天猫国際に海外の製品を提供する。ユニリーバ北アジアエリアの総裁は、「現在、ユニリーバは世界で400以上のブランドを有するが、中国では20ほどしか展開しておらず、今年の春節(旧正月)には大勢の中国人旅行者が日本でユニリーバのシャンプーやスキンケア製品などの日用品を買っていた。(中国人)消費者が日本で買って持って帰るということをしないですむようにしたい。天猫で直接買えるようにしたい」と話す。

ビッグデータの運用をさらに開拓するため、ユニリーバ傘下のブランドはオンラインでのアリババとのデータ協力を通じて、方向性を正確に定めて広告を打ちだしていく。オフラインでは、双方のビッグデータ運用でルートの開拓を進め、オンラインとオフラインの両ルートの融合をはかる。双方は支付宝をはじめとする技術サービスを通じてオフライン事業の開拓、日用品産業の物流といった革新的モデルを共同で模索する。また双方は満点星をめぐって協力を展開し、ユニリーバ製品に試験的に満点星の二次元バーコードをプリントして、新しい顧客層の開拓と新たな営業販売手法の開拓を進めていく。

ユニリーバは2011年6月に天猫に旗艦店を開設し、14年9月には初の国際的日用品メーカーとして天猫国際に海外旗艦店を開設した。業界では、ユニリーバの昨年度の財務報告は通年にわたって営業収入が低下しており、今回のアリババとの全面的な協力から、ユニリーバにとって中国エリアでの営業成績向上が差し迫った課題であることがうかがえる、との見方が広がる。(編集KS)

「人民網日本語版」2015年7月21日

関連記事

コメント

最新コメント

アクセスランキング