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中国の大学生、まばたきで打てるワープロを発明

人民網日本語版 2015年07月21日11:30

筋萎縮性側索硬化症 (ALS)の患者との意思疎通を実現するめ、 電子科技大学の曾昭竜さんは同級生らと、スマートまばたきワープロを開発した。使用者は電極をまぶたに取り付け、まばたきをすることで眼電を放出し、これによってシステムを動かし字を打つことができる。華西都市報が伝えた。

曾さんが3つの電極を目の上と下に取り付けると、ワープロの画面に9つの升目が出てきた。「緑色の光が升目を移動する。打ちたい所に移動した時にまばたきをすればよい」

曾さんは「こんにちは」、「hello」、「123」などの字を打ち出した。一つの文章を打つためには、2分前後の時間がかかった。研究チームはこのスマートまばたきワープロの開発に1年半の時間をかけた。「簡単で小さな動きの指定に見えるが、我々は100回以上の実験を行う必要があった。例えば意識的なまばたきと無意識的なまばたきをいかに区別するかという難題に悩まされたことがある」

同製品は特許出願中で、研究も続けられている。曾さんは、「今後の目標は、ALS患者のネット接続の実現と、製品に発音機能を持たせることだ。スマートまばたきワープロはコンパクトで携帯に便利で、価格は3000元ほど(約6万円)。多くの患者にとって、これは許容可能な金額だ」と話した。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年7月21日

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