ケプラー452b(右)のイメージ図
米航空宇宙局(NASA)は23日、ケプラー宇宙望遠鏡によって地球の体積と宇宙環境に近い惑星「ケプラー452b」を発見したと発表した。科学者は、これは現時点で地球に最も似ている「双子」の惑星だとしている。新京報が伝えた。
◆大きさは地球の1.6倍、385日で公転
同惑星ははくちょう座に位置し、地球から約1400光年離れている。直径は地球の1.6倍で、地球を5%上回る385日をかけて公転する。この惑星が公転する恒星は、大きさも明度も太陽に非常に似ており、誕生したのは太陽より15億年前の60億年前と推測されている。
その質量と岩石の構成についてはまだ明らかにされていないが、これまでの研究結果によると、この体積の惑星は岩でできている可能性が高く、分厚い大気層と大量の水を持つ可能性もある。米SETI研究所の天文学者、 ダグ・コールドウェル氏は、「太陽に類似する恒星の周りを公転し、居住可能な地帯に位置する地球に似た惑星が発見されたのは、これが初めてのことだ」と指摘した。