歓迎パーティ会場
武道家・宗道臣氏が創始した少林寺拳法は、中国の河南省の嵩山少林寺に起源を持つ。中国の武術愛好家は「尚武崇徳(『武』をたっとび『徳』をあがめる)」や「修身養性(精神と肉体を両方を養う)」を提唱し、一方の中国の少林拳を継承する少林寺拳法も「拳禅一如」を提唱しているため、両者は同じ精神を抱き、人類に平和を呼び掛けていると言える。宗道臣氏の指導の元、日本少林寺拳法連盟は中日国交正常化(1972年)初期のころから、中日友好交流活動をはっきりした姿勢で展開してきた。中国の代表団が日本を訪問するたびに、右翼勢力の妨害を受けないよう、同連盟のメンバーが自ら進んで警備に当たってきた。このような中日の友好における固い信念は、両国の民間交流の貴重な財産で、中日関係の発展において、他には替えられない役割を果たしている。1980年に宗道臣氏が亡くなって以降、宗由貴会長がその遺志を継ぎ、同連盟をさらに発展させただけでなく、両国の国民の相互理解や友情、文化交流、スポーツ交流を一層促進するために、たゆまない努力を続けてきた。同連盟は長年にわたり、少林武学を伝え、平和な精神を発揚してきた。そして、各分野における中国との交流や協力を積極的に行い、中国の教育や緑化、災難救助、嵩山少林寺の修復などの分野で際立つ貢献を行ってきた。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年7月28日