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上海の養殖場、太陽光発電を実施

人民網日本語版 2015年08月03日13:00

水中で魚を養殖し、水上で発電を行う。立体枠組みによってソーラーパネルが水上に浮かび上がり、養殖場が瞬時にして太陽光発電所になった。この養殖と太陽光発電を融合させた新型太陽光発電方法は、上海市松江区泖港鎮五厙茹塘養殖基地で実現された。この方法は、河川流域における新エネ産業の総合的発展の新たな道を切り開いた。人民日報が伝えた。

この養殖場の責任者である金学峰氏によると、現地は畑に囲まれ、埃が少ないため、太陽光発電のメンテナンスの回数と難易度を大幅に引き下げられる。また日照を遮るビルもなく、十分な日照を確保できる。上海では猛暑日が続いているが、養殖場は通風性がよく、蒸発した水蒸気がソーラーパネルの熱を奪うため、表面の温度を効果的に引き下げ、発電の効率を高めることができる。また、ソーラーパネルは日照を遮り、養殖業の補助的な役割を果たす。同システムの敷地面積は800平方メートル、設備容量は80kW、投資総額は75万元(約1500万円)。250Wp(ワットピーク、太陽光発電のピーク時の電力)の多結晶シリコン太陽電池を320枚使用し、10列に並べている。毎年の発電量は7万8000kWhに達し、発電利用時間は年平均で約1000時間。1年で、標準石炭換算で約24トン分を削減できる。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年8月3日

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