2015年8月6日  
 

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世界反ファシズム戦争における中国の地位と役割 (2)

人民網日本語版 2015年08月06日16:46

 「正面の戦場」と「敵後方の戦場」は互いに協力し合い、日本陸軍主力部隊に打撃を加え、牽制し続けた。統計によると、日本の陸軍の太平洋戦争開戦時の総兵力は51個師団。うち、中国には35個師団、東南アジアには10個師団が投入された。日本陸軍の兵力の約70%が中国に投入された一方で、太平洋戦線の兵力は20%に満たない。

(3)中国の抗日戦争は日本による世界戦略を力強く抑制し、ソ連・米国・英国ら同盟国の作戦を効果的に支援した。

 日本の北進政策は、中国を拠点とし、ソ連極東に攻め込むというものだった。日本がソ連に進攻するにはまず中国を攻略する必要がある。しかし、中国の粘り強い抵抗・反撃に遭い、日本は陸軍の主力部隊を中国戦線に投入せざるを得なくなり、北進政策を実施できなかった。

 日本は東南アジアと西南太平洋地区の占領を目的とする南進政策を強め、米英両国と対決した。1943年初め、日本は太平洋戦線において戦略的防衛に転じた。しかしこのとき、日本の陸軍主力部隊は依然として中国戦線にいたため、太平洋での米軍の反撃に良好な条件が整った。

 日本の西進政策は、インド・インド洋へ進軍し、中東でドイツ・イタリアと合流するというものだった。1942年7月、日本の陸海軍は天皇に上奏し、太平洋からインド洋に作戦の重点を移すことを決定した。しかし、このときも日本の陸軍主力部隊が中国にいたため、この計画は実行できなかった。

(4)中国は反ファシズム連合の創設を促し、戦後の国際秩序の再建に積極的に参加した。


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