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人民銀が金融機関に流動性注入 次は準備率下げ?

人民網日本語版 2015年08月20日15:12

中国人民銀行(中央銀行)は19日に公式「微博」(ウェイボー)で、金融機関14カ所に対し、中期貸出制度(MLF)を通じて1100億元(約2兆1301億円)の流動性を注入したことを明らかにした。期間は6カ月、金利は3.35%という。京華時報が伝えた。

最近、市場では金利が持続的に上昇し、流動性が一時的に不足する事態が起きている。データによると、今月6日以降、銀行間取引金利が緩やかに上昇し、上海銀行間取引金利(SHIBOR)は7日物で2.45%から2.53%に上昇し、オーバーナイト物も大幅に上昇して1.75%になった。また人民銀が同日発表した報告書「7月の金融市場運営状況」によると、7月以降、銀行間貸出市場の月間加重平均金利は1.51%で、前月比7ベーシスポイント上昇した。

国際金融問題の専門家・趙慶明氏は、「人民銀がMLFを展開する主な理由は、人民銀が7月に外国為替資金残高の大幅なマイナスを経験し、8月もマイナス成長になることが予想されるからだ。流動性の安定維持という点から考えると、他の手段で安定性を注入する必要がある」と指摘。民生証券の李奇霖・固定収益アナリストは、「MLFは預金準備率引き下げに代わることはできない。預金準備率引き下げを行わないのはおそらく為替相場からくる圧力を考えてのことだ。為替相場が安定すれば、準備率引き下げが行われるとみられ、その時期は9月上旬と予想される」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2015年8月20日

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