第4に、南沙諸島の埋め立てに関して、報告はフィリピン、ベトナム、マレーシアが1970年代から南沙諸島で埋め立て、飛行場建設を始めたことは公に認めたものの、中国による埋め立てを自然の現状を一方的に変えるものとして不当に非難している。
最後に、報告は海洋紛争の解決について軍事力の使用を慎む抑制的な中国のやり方に見て見ぬふりをし、海監、漁政および現在の海警船など公船を用いてもめ事を処理する中国の正しいやり方についてあれこれ口出しをしている。報告はさらに「中国の軍事的脅威」を誇張し、中国の軍艦や海巡船の数は域内諸国の総和をはるかに超えるとセンセーショナルな主張をしている。
色眼鏡を外して、中国封じ込めの冷戦思考を止め、中国の軍事力の発展と正当な権益維持行為を正しく受け止め、非衝突・非対立、相互尊重、協力・ウィンウィンという新型の大国関係に見合う新型の両軍関係を中国側と共に構築するよう米軍当局に忠告する。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年8月24日