英国出身イラストレーター Johanna Basfordの大人向け塗り絵ブック「ひみつの花園」がにわかに人気となっている中、90周年を迎えた北京の故宮博物院が早くて今年10月に、塗り絵ブックシリーズ「点染紫禁城」を発売する。北京日報が報じた。
故宮博物院は最近、微博(ウェイボー)の公式アカウントで、「紫禁城を塗り絵」と題するイベントを行い、3種類の絵をアップ。数日のうちに、転送やコメント、いいね!の数が約6千に上った。同アカウントの責任者によると、同イベントをヒントに、塗り絵ブックシリーズ「点染紫禁城」の発売が決まった。
「点染紫禁城」の内容には、故宮博物院の建築物や彩画、工芸品、服装、アクセサリーなどの絵から選ばれ、建築物編、器具篇、服飾編の3冊が発売される計画。皇帝用器具の貴重な図面、故宮で数十年前に文化財に一筆一筆描かれた模様、若者がパソコンを使って描いた故宮関連のかわいいい絵などが含まれている。
既に発売が決まっているのは「雕梁焕彩」、「衣冠生輝」、「器用流光」。うち、「雕梁焕彩」と「衣冠生輝」は初稿が完成し、フォーマットデザインが進められている。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年8月27日