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先祖に対する哀悼の意を示す中元節

人民網日本語版 2015年08月27日14:43
先祖に対する哀悼の意を示す中元節

28日は、日本のお盆に当たる「中元節(旧暦7月15日)」。「三大鬼節(清明、中元、寒衣)」の一つで多くの人がお墓参りをする。中国には、「この世では『元霄節』を祝い、あの世では『鬼節』を祝う」という言い伝えがある。同日、閻魔(えんま)王も立派な服を着て、死者の霊と共に「中元節」を祝い、この世で生きている人間にもそれに参加することを望むと言われている。そのようにして、あの世の霊たちが、生きている間に得ることができなかった幸せを享受できるようにするのだ。そのため、中国の多くの地域では、この日にお寺に行ったり、墓参りをしたりして死者を祀るほか、花を観賞したり、釣りをしたりすることもある。東方網が報じた。

鬼節は「目連尊者が、餓鬼道に落ち飢えと渇きに苦しむ母を救うため、お釈迦様の教えに従って、たくさんの僧が一堂に集まり、過去の罪を懺悔してさらに仏道の修行に勤しむ七月十五日に、三宝に供養して母を救った」という物語に由来している。当時、この世でさまざまな苦労を経験した目連尊者は、死んだ母親の劉氏が餓鬼道で苦しんでいるのを見、食事を与えようとしたものの、餓鬼に奪われてしまった。その後、お釈迦様に助けを求め、親孝行の目連尊者に感動したお釈迦さまが、「盂蘭盆経」を渡した。目連尊者はその指示に従い、七月十五日に、百味の飲食五菓などを仏僧に供養すると、母親はついに食べ物を食べることができた。その目連尊者を記念するため、仏教徒は毎年、「盂蘭盆会」、つまり「鬼節」を盛大に祝う。

親孝行とも関係の深い「鬼節」の日に、中国北方地域の人々は、今でも紙銭を焼いて、死者を祀り、先祖への思いを伝える。(編集KN)

「人民網日本語版」2015年8月27日

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