アメリカドラマに登場する中国人の役柄にも変化
初期のアメリカドラマに登場する中国人といえば、料理人やベビーシッターなど社会の底辺で働く人々というイメージが強く、身分は往々にして密入国者だった。ドラマ「デスパレートな妻たち」で、女優エヴァのベビーシッターは皆中国人だった。
近年人気を博した「ハウス・オブ・カード」では、中国人商人の馮さんが主人公フランクを権力争いに巻き込み、フランクと様々な秘密交渉を行うが、彼が展開するシーンは目下のアメリカ政治、経済に対する中国の大きな影響を一つの側面から反映している。中国の情況を如実に反映するため、脚本家は中国問題の専門家との確認を重ね、十分な下積みをしたといわれている。
料理人やベビーシッターといった初期の特定の役柄から今日の多元的なイメージまで、ますます多くの中国人がアメリカドラマの中で重要な役割を担うようになってきている。彼らは特定のレッテルを貼られることなく、特定の身分を故意に強調されることもなく、アメリカ社会の「一般人」として溶け込んでいる。こうした変化は、中国人のアメリカ社会での社会的地位の向上をある程度反映しているだろう。(編集IM)
「人民網日本語版」2015年9月17日
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