王毅外交部長(外相)は16日、「中米友好協力のため 世界の平和的発展のため」と題する基調講演で「中国は現行の国際秩序の揺るぎない擁護者だ」と指摘した。王部長は「中国は現行の国際秩序の揺るぎない擁護者だということを、ここでみなさんに明確に伝えたい」と表明。
「習主席の今回の訪問は世界反ファシズム戦争および国連創設70周年とちょうど重なる。この特別な年であることが、習主席の訪米にさらに深く重い歴史的意義を与えている。当時われわれは3500万人という重大な民族的犠牲によって、各国の人々と共にファシズムに戦勝し、世界平和を勝ち取り、国連の原加盟国および安保理常任理事国となった。現在すでに中国はほぼ全ての政府間国際組織および400余りの国際条約に加わっており、現在の国際秩序と国際体制の最も重要な参加者、支持者の1つとなっている。われわれには対ファシズム戦勝を基礎に築かれた国際秩序に挑戦する理由はなく、自らが全面的に参加する国際体制を覆す動機もない。だが同時に、国際秩序と国際体制は時代に合わせて進歩し、絶えず改革し、完全なものにして、国際関係の発展・進歩の時代的潮流に順応し、数多くの途上国の正当な訴えを体現し、新たな情勢下で次々に現れるグローバルな挑戦により良く対処する必要もある。中国は各国と共に、国際秩序と国際体制のより公平で合理的な方向への発展を後押しするために、しかるべき役割を発揮したいと考えている」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年9月17日