▽テーマがソフトで小さく、暖かいものに
これまで成功してきた復興路上スタジオの作品と比べても、今回の作品には見どころが少なくない。音楽やカメラワークなどで米国の大作映画のような要素が見受けられると同時に、インタビューとイメージ映像が交互に現れる編集方法で、マイクロ映画のような味わいもある。企業経営者や中国側従業員、米国側従業員、現地の政府関係者、産業チェーンの上下流の企業経営者など様々な人々のインタビューがあるために感情移入がしやすく、観衆はすぐにストーリーの中に引き込まれ、美しい映像とスムーズなストーリーに共鳴と賛同を覚えるようになる。
形式やスタイルで新たな要素が取り入れられているほか、この作品はテーマにおいても復興路上スタジオの過去の作品とは異なっている。これまでの作品が政治や外交を語るものだったとすれば、この作品は国際社会に向けて中国の製造と投資を紹介することに主眼が置かれ、テーマはソフトで小さく、暖かみがある。
「習近平主席の訪米にあたっては、中米両国の首脳に、二国間の投資と貿易の往来を今後も促進してほしいと伝えたい」。映像中に出てくるJimmy Lee(李建明)さんは、習近平主席の訪米にあたっての中米間の投資と貿易の往来に対する関心と期待を示した。
中国企業は2000年以来、米国ですでに460億ドル以上を投資し、8万人以上の雇用を創出してきた。世界のビジネス環境のつながりがますます強まる時代にあって、ビジネス面での協力は、よりハイレベルな理解と平和を促進するものとなる。投資やM&A(合併・買収)などの手段を通じて、中国企業はすでに、米国のハイプレステージ市場により深く入り込み、「米国ブランド」の構築を助けている。中国の価値観は現地の企業と融合し、現地の価値観に沿うものとなっている。(編集MA)
「人民網日本語版」2015年9月22日