2.柿は食い合わせ次第で死に至る?
真相:柿の「悪い食い合わせ」は、いずれも高タンパク質食品だ。柿には大量のタンニンが含まれ、タンパク質凝固作用を持つ。一度にタンニンを大量に摂取すると、胃酸の働きにより胃の中のタンパク質と相互作用を起こし、タンパク質の分子構造を破壊し、不溶性タンニンとして蓄積される。しかし、これは柿が消化しにくい、というだけで、食用の柿が直接的な死因になった件は、現時点では報告されていない。ゆえに健康な人はまったく懸念する必要がなく、▽空腹時に柿を食べない▽熟していない柿を食べない▽皮を食べない――の3点に注意すればよい。