11月の「科学のデマ」、植物油には発がん性がある？ (3)

3.化学調味料は発がん性を持つ？

真相：化学調味料は通常、トウモロコシデンプンとグルタミン酸を豊富に分泌する細菌の発酵によって得られる天然食品で、化学合成品ではない。

また化学調味料の主要成分であるグルタミン酸ナトリウムは、120度を超えると発がん性物質になりやすい。しかし通常、野菜を炒める時に温度が120度を超えることはない。ゆえに調理の際に正確に使用すれば、完全に安心して食べることができる。

しかし化学調味料には理論上、発がんの可能性がある。そのため化学調味料を加える時間を遅らせるべきだ。例えば野菜料理を炒める場合、火を止めてから10秒後に加える。肉料理を作る場合、火を止めてから2分後に加えたほうが安全だ。