北京の工業はこれからどんな道を歩むのだろうか。高度で精密で最先端の産業がどのようにして作り上げられていくだろうか。北京市政府新聞弁公室が9日に行った「『メードインチャイナ2025』北京行動綱要」発表会では、今後10年間の製造業発展の目標と輪郭が発表された。北京市は「3458戦略計画」を全面的に実施し、製造業の革新と発展の促進に努力し、北京が真の意味で北京市・天津市・河北省(京津冀)エリアの共同発展の成長エンジンになり、中国製造業の大から強への変化を牽引する先行エリアとなり、製造業の革新・発展の戦略的高地になることを目指すという。
同綱要の中核は「3458戦略計画」にある。「3」とは3つの調整を指し、「一連の閉鎖・淘汰の調整、一連の移転・分散緩和の調整、一連の改良・バージョンアップの調整」を通じて、分類に基づいた誘導を行い、ストック型産業の「分野の転換、空間の転換、エネルギーの転換」を推進し、産業発展の新たな潜在的エネルギーを再創造することをいう。「4」とは新技術、新技能、新モデル、新業態を主な内容とする「四位一体」の全面的革新を強化することを指す。「5」とは高度で精密で最先端の5製品の発展を指す。5製品とは、▽産業の到達点を代表する革新的な最先端の製品▽国の戦略的需要に対応する重要なコア製品▽製造業のサービス化を体現する集中的サービス製品▽産業の資産軽量化を推進するクリエイティブデザイン製品▽基本的な国民生活のニーズを保障する優れた生活製品のこと。「8」とは新たな8つの産業生態特定プロジェクトを実施することを指す。8プロジェクトには、▽新エネルギースマート自動車▽集積回路▽スマート製造のシステム・サービス▽自主的でコントロール可能な情報システム▽クラウドコンピューティングとビッグデータ▽次世代モバイルインターネット▽健康のための次世代受診・医療サービス▽汎用航空・衛星の応用、の各プロジェクトがある。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年12月10日