2015年12月29日  
 

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日本人教師が南京で歴史の授業 (2)

人民網日本語版 2015年12月29日14:19

歴史の授業を行う日本人教師

中国語コースウェアも準備

小林さんは、中国語コースウェア(教材をデータ化した教育ソフト)を準備し、授業に参加した生徒一人一人にそれが配られた。そして、小林さんは通訳と共に教壇に立ち、授業を始めた。小林さんはまず、「日中戦争時代」と題するイラストを使って語り始めた。そこには、軍服を着てまるまると太った男性が戦闘帽をかぶって立っており、その前には骸骨が一面に散乱している。

日本人教師の授業内容

小林さんは、「この絵を見て何を感じますか?」、「この人はどこの国ですか?」、「この人が背中に背負っている物は何ですか?」、「この人は何をする人ですか?」、「この人はなぜこんなに太っているのですか?」、「下に骸骨があるのは何を意味していると思いますか?」、「これは誰が誰にあげたパンフレットだと思いますか?」と考えさせる質問をして、生徒らがそれに答えた。また、抗日戦争時に、日本人が行っていた反戦活動も紹介した。例えば、反戦活動家、エスペランティスト、抗日運動家で知られる長谷川テルは、中日友好と反ファシズムを掲げ、上海や広州、香港などで旧日本軍の中国侵略に反対する運動を積極的に展開した。そして日本兵に、「誤って血を流してはなりません!あなた方の敵は海を隔てたこの地にはいないのです」と訴え続けた。


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