質問する金陵中学の生徒
平和を呼び掛けるため南京の中学・高校で初授業
これまでにも、日本の歴史教育者協議会日中交流委員会の企画の下、歴史の教師からなる代表団が複数回南京市を訪問している。同会の中心的存在である教師らが、南京大虐殺遭難同胞記念館の元館長である朱成山さんと「東アジア三国の近現代史」と題する本を共同で出版したこともある。しかし、南京市の中学・高校で、日本人教師が教壇に立ち歴史を教えたのは今回が初めて。日本人教師らは、「歴史教育は、歴史を知るための基本で、教育は人を成長させる。歴史教育交流を行うことで、両国国民、特に若者の間の心の溝を縮めたい。そして、相互理解を深め、東アジア地域の平和に貢献したい」との志を抱いている。
「人民網日本語版」2015年12月29日