東京の街中の分別ゴミ箱
子供を教育し、良い習慣を身につけさせる以外に、ゴミ関連の法律も少なくない。「廃棄物処理法」は、違反した場合、5年以下の懲役、もしくは1000万円以下の罰金に処せられると規定している。
ゴミの分別は煩わしいものの、数多くのメリットもある。例えば、ゴミの分別を通して、日本ではゴミの処理量が大幅に減少し、街中のゴミの問題も解決した。大阪を例にすると、2013年、大阪市のゴミ処理は102万トンと、前年比9%減だった。ピークだった1991年は、217トンだった。
東京のゴミ処理工場
分別されたゴミのうち、リサイクルできないゴミは埋め立てか火力発電に使われ、リサイクルできるゴミは種類ごとに回収される。新聞紙や段ボール、ペットボトルなどはリサイクルが簡単なゴミ。一方、家電製品なども分解して中の貴金属などリサイクル可能な部分が回收される。また、廃棄された食用油は、バイオ燃料に加工される。回收したゴミを使って作られた再生プラスチックや鉄は、日本国内で資源として使われるだけでなく、海外にも輸出されている。
「人民網日本語版」2015年12月30日