2016年1月5日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪騰訊人民LINE微信RSS
人民網日本語版>>科学技術

風力発電所が北京の風速を影響、煙霧発生の原因に? (2)

人民網日本語版 2016年01月05日13:36

しかし近年、風力が弱まっていると感じる人が増えている。それでは地球上の風は、本当に弱まっているのだろうか?

清華大学地球系統科学研究センターの趙宗慈研究員などの専門家は、中国の過去数十年間の風速の変化の観測、中国の風速の変化をまとめた多くの研究成果によって、中国の地表付近風速(年平均)に低下の傾向があることを発見した。各季節の風速も低下しており、特に冬と春が深刻だ。複数の専門家は、気候システム内の相互作用と反応を、その主因とした。例えば東アジアと南アジアの季節風の弱まり、陸上と海面上の気圧差の低下、過去の変化の蓄積といった要素が、中国の風速の低下を引き起こしている。

人類活動の風速への影響については、都市化、温室効果ガス排出、エアロゾル粒子の排出、土地利用の変化、風力発電所の影響などが研究の焦点となっている。しかし趙研究員は、「現在の人類活動と風速の変化の関係に関する研究には、数多くの異なる意見があり、より権威ある結論を導き出すためにはさらなる研究が必要だ」と指摘した。(編集YF)

「人民網日本語版」2016年1月5日


【1】【2】

関連記事

コメント

最新コメント