車氏によれば、中国でパシュトー語を話せる人は100人ほどだと言い、そのうち13人は現在伝媒大学で学習中だという。パシュトー語を話せる人数は多くないが、「パシュトー語中国語辞典」の編纂は重大な意義をもっていると語る。アフガニスタンとパキスタンは古いシルクロードが必ず通る地というだけでなく、中国は「1ベルト、1ロード」という発展戦略を打ち出している。そのため、パシュトー語は中国とこれら二つの国が交流する上で非常に重要である。現在も「1ベルト、1ロード」の戦略部署で大いに役立っている。
「パシュトー語中国語辞典」出版後、アフガニスタンのカルザイ前大統領はじっくり目を通したうえで、100冊を注文。また中国アフガン国交成立60周年の際には、カルザイ前大統領がこの本の出版を称賛し、この辞典が中国とアフガニスタンの交流を促進するのに役立つと話した。
現在「パシュトー語中国語辞典」から「パシュトー語中国語辞典セレクト版」、「パシュトー語中国語外交辞典」、「パシュトー語中国語軍事用語辞典」の編著が予定されている他、「中国語パシュトー語辞典」の編纂も予定されている。(編集TG)
「人民網日本語版」2016年1月6日