2016年1月7日  
 

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南中国海における中国の正当な活動 米日は慣れるべき

人民網日本語版 2016年01月07日09:02

 中国による南沙諸島での建設に最近また新たな進展があった。永暑(英語名ファイアリー・クロス)礁の新たな飛行場が完成し、中国政府は民間航空機による試験飛行を行った。これは本来飛行場施設が民間航空の基準を満たすかどうかを試すものだが、米国と日本はいわれなき非難を加えた。((文:蘇暁暉・中国国際問題研究院国際戦略研究所副所長。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

 米国務省報道官は定例記者会見で、冒頭から永暑礁試験飛行に「懸念」を表明。「緊張の激化をもたらし地域の安定を脅かす」と批判したうえ、「埋め立て、新たな施設の建設、前哨軍事化の停止」を改めて求めた。中国には自国の領土でこうした活動を行う権利があるかどうかとのメディアの質問には直接答えず、同様の発言を繰り返しただけだった。

 米国の親密な同盟国である日本も追随。岸田文雄外相は中国による試験飛行に「深刻な懸念」を表明したうえ、「引き続き関係国と協力を維持して海洋の自由を守る」考えを示した。少し前に日本防衛省は「南中国海における中国の行動」と題する資料も発表した。この資料は明らかに入念に仕立て上げられたもので、図が多く、内容が詳細で、中国の島・礁建設の「軍事化」色を濃くしようと極力強め、南中国海における中国の活動に反対する根拠にしようとするものだった。

 米日の反応は両国が共に「対中憂慮症」を患っていることを物語っている。特に南中国海問題において、両国は中国の一挙一動に対して強く反応し、「病状が重くなって手の施しようがない」様相を呈している。病気を治すには、米日はまず3点を明らかに理解する必要がある。

 第1に、中国の主権範囲内の活動に干渉する権利はいかなる国にもない。中国は南沙(英語名スプラトリー)諸島と周辺海域に対して争う余地のない主権を有しており、埋め立て、飛行場建設を含む活動は完全に中国側の主権の範囲内の事だ。主権に関して、中国が譲歩することは断じてあり得ない。


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