2016年1月18日  
 

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北京から東京へ、京劇と歌舞伎の神コラボ (2)

人民網日本語版 2016年01月18日10:43

幸田さんが「四海同春」で今回鑑賞した京劇の演目は、有名な京劇俳優の王蓉蓉さんと杜鵬さん演じる「四郎探母」と「紅鬃烈馬」。幸田さんは中国語がわからないので歌詞の意味は覚えられないが、メロディーを楽しむことができたという。

実際、京劇と歌舞伎の神コラボは過去にも珍しいことではなく、アジアの伝統芸能の中で、京劇と歌舞伎は表現形式や理念など似通った点も多く、いずれもアジアの文化を反映しているだけでなく、個々の文化の神髄を体現している。

王蓉蓉さんは「京劇の『亮相』は歌舞伎における『見得を切る』であり、京劇の『打撃楽』は歌舞伎で言うところの『下座音楽』で、その音楽のリズムで踊りの動きに変化を与える」と語る。

王蓉蓉さんは1990年代にも日本の北海道で歌舞伎役者と同じ舞台に立ったことがあるという。「歌舞伎は京劇と同じくとても優れた文化融合力を持つ総合的な伝統芸能で、いずれも一般大衆の心理や審美眼、風俗習慣などを尊重し、それらを劇の題材に取り入れている」と王さんは語る。


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